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仏像学習 85.国宝仏像各論52 四天王立像(東大寺)

仏像
08 /18 2019
仏像学習 85.国宝仏像各論52 四天王立像(東大寺)


所在:東大寺 法華堂

指定:1952年

制作年:8世紀中頃

制作法:脱活乾漆造り、彩色及び漆箔

像高:持国天 309cm   
    増長天 300cm
    広目天 304cm
    多聞天 310cm
  
    
像容
・増長天のみ兜を被り、他の三像は細かい毛筋目を入れて高髻に結う。

・四像とも漆箔地彩色や白土地彩色による文様、乾漆の盛り上げによる連珠文・変形パルメット繋ぎ文、菱十字文などの多彩な装飾文様が施される。

・持物:持国天と増長天 三叉戟
     広目天 筆(亡失)と巻子
     多聞天 三叉戟 左手の持物は亡失

・四像とも皮甲をまとい、州浜座の上で邪鬼を踏みつけて立つ。

・持国天と広目天は目を見開き、増長天と多聞天は細目にして目を凝らす。


備考
・奈良時代の四天王像は金光明経の四天王護国思想にのっとって造られ、その典型といえるもの。



東大寺ホームページ
http://www.todaiji.or.jp/index.html

仏像リンク
https://butsuzolink.com/todaiji2/#747362


参考書籍
週刊朝日百科 日本の国宝052 1998年


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