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著者自身による書中評 および 私のこの一文

書評
05 /18 2019
『絶対音感』
最相葉月 著 小学館  1998年

・「現在の視点から絶対音感をめぐる断片を収集することで、その言葉とそれを包む幾重もの靄のうち、表層の一枚ぐらいは晴らすことにつながるのではないかと思うのである。絶対は本当に絶対なのかと問うことによって。」p14

・「絶対音感。私がこの言葉を初めて知ったのは、1996年の冬。音楽好きの友人たちとのほんの些細な会話がきっかけだった。ある有名なミュージシャンの名前を挙げ、その人が自在な即興演奏をするのは絶対音感があるからだ、などというような何気ない一言だったと思う。もし私にほんの少しでも音楽の専門知識があり、生半可にでもその言葉の意味を知っていたならば、自分なりに納得してさほどの興味は示さなかったかもしれない。だが、幸か不幸か、私は無知だった。そもそも曖昧であるはずの人間の感覚が「絶対」とは何なのか。そんな疑問と語感の強さに引かれ、翌日辞書を開いたその瞬間にはもう、その言葉のとらわれの身となっていた。」p19

・「絶対音感はありますかー。1996(平成8)年末を締め切りにした百人の音楽家への質問状は、結局半分の回収率だった。」p316

・「絶対音感というものがいったい何かを知りたいという単純な知的好奇心から歩き始めた取材の旅。」p317



・・・私のこの一文・・・
「絶対音感を持つ人とは、いうなれば、人間音叉のようなものだろうか。」p19



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