『夕陽妄語』を読むために 「冷戦後の選択」
加藤周一
冷戦後の選択 1999.3.23
・サンフランシスコ講和条約:「日本国との平和条約」の通称。日本と連合国との間で第二次世界大戦を終結させるため結ばれた条約。1951年9月サンフランシスコで、ソ連・ポーランド・チェコスロバキアの3か国を除く連合国48か国と日本とにより調印。朝鮮の独立、台湾・千島・南樺太を含む海外領土の放棄、沖縄・小笠原のアメリカによる信託統治、海外資産の放棄などを規定する。日米安全保障条約も同時に締結。
・TMD:Theater Missile Defenseの略称。海外駐留米軍や同盟国をめがけて飛来する弾道ミサイルを打ち落とすことを目的としたミサイル防衛システム。1993年アメリカのクリントン政権がR.レーガン大統領が打ち出した戦略防衛構想SDIに代わるものとして提案。大気圏外を含む高層で迎撃するシステムと、大気圏内の低層で迎撃するシステムを組み合わせて運用される防衛システムで、陸上配備では、高層を対象とした戦域高高度広域防衛システム(THAAD(サード)=Terminal High Altitude Area Defense)、低層を対象としたペトリオット改良型システム(PAC-3=Patriot Advanced Capability 3)、海上配備では、自律機動する特殊な弾頭によって大気圏外で弾道ミサイルを撃墜するSM-3ミサイルを搭載したイージス艦を配備することになっていた。その後アメリカ本土ミサイル防衛 National Missile Defence(NMD)とともにミサイル防衛(MD)に一本化された。
チェック内容
・「米国は、一方では、地球的規模で「自由市場」の拡大をめざし、他方では、国境を越える諸問題ー難民、民族、紛争、テロリズム、環境破壊、伝染病、麻薬取引、人権問題などーの解決へ向けて、他国の内政に干渉し、しばしば軍事的圧力を行使する。ーこれが冷戦後の世界に対する米国の対応の根本的な方針であるようにみえる。」
・「内政干渉の必要は、他面でに主権国家の平等と内政不干渉の伝統的原理ー国際平和の原則ーと、矛盾する。」
参考書籍
日本大百科全書 小学館
世界大百科事典 平凡社
デジタル大辞泉 小学館
ブリタニカ国際大百科事典 ブリタニカ・ジャパン
精選版 日本国語大辞典
本日もご訪問いただきありがとうございました。

備忘録・雑記ランキン
・サンフランシスコ講和条約:「日本国との平和条約」の通称。日本と連合国との間で第二次世界大戦を終結させるため結ばれた条約。1951年9月サンフランシスコで、ソ連・ポーランド・チェコスロバキアの3か国を除く連合国48か国と日本とにより調印。朝鮮の独立、台湾・千島・南樺太を含む海外領土の放棄、沖縄・小笠原のアメリカによる信託統治、海外資産の放棄などを規定する。日米安全保障条約も同時に締結。
・TMD:Theater Missile Defenseの略称。海外駐留米軍や同盟国をめがけて飛来する弾道ミサイルを打ち落とすことを目的としたミサイル防衛システム。1993年アメリカのクリントン政権がR.レーガン大統領が打ち出した戦略防衛構想SDIに代わるものとして提案。大気圏外を含む高層で迎撃するシステムと、大気圏内の低層で迎撃するシステムを組み合わせて運用される防衛システムで、陸上配備では、高層を対象とした戦域高高度広域防衛システム(THAAD(サード)=Terminal High Altitude Area Defense)、低層を対象としたペトリオット改良型システム(PAC-3=Patriot Advanced Capability 3)、海上配備では、自律機動する特殊な弾頭によって大気圏外で弾道ミサイルを撃墜するSM-3ミサイルを搭載したイージス艦を配備することになっていた。その後アメリカ本土ミサイル防衛 National Missile Defence(NMD)とともにミサイル防衛(MD)に一本化された。
チェック内容
・「米国は、一方では、地球的規模で「自由市場」の拡大をめざし、他方では、国境を越える諸問題ー難民、民族、紛争、テロリズム、環境破壊、伝染病、麻薬取引、人権問題などーの解決へ向けて、他国の内政に干渉し、しばしば軍事的圧力を行使する。ーこれが冷戦後の世界に対する米国の対応の根本的な方針であるようにみえる。」
・「内政干渉の必要は、他面でに主権国家の平等と内政不干渉の伝統的原理ー国際平和の原則ーと、矛盾する。」
参考書籍
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