文学作品最初と最後の一文 芥川龍之介 16
最初と最後の一文
76.『奇遇』(1921年3月)
最初の一文:「編輯者 支那へ旅行するさうですね。」
最後の一文:「編輯者 さやうなら、御機嫌好う。」
77.『往生絵巻』(1921年3月)
最初の一文:「童 やあ、あそこへ妙な法師が来た。」
最後の一文:「南無阿弥陀仏。」
78.『母』(1921年8月)
最初の一文:「部屋の隅に据ゑた姿見には、西洋風に壁を塗つた、しかも日本風の畳がある、―上海特有の旅館の二階が、一部分はつきり映つてゐる。」
最後の一文:「何か人力に及ばないものが、厳然と前へでも塞がつたやうに。」
79.『好色』(1921年9月)
最初の一文:「泰平の時代にふさはしい、優美なきらめき烏帽子の下には、下ぶくれの顔がこちらを見てゐる。」
最後の一文:「その半死の瞳の中には、紫摩金(しまごん)の円光にとりまかれた儘、展然と彼にほほ笑みかけた侍従の姿を浮べながら。………」
80.『藪の中』(1921年12月)
最初の一文:「さやうでございます。」
最後の一文:「おれはそれぎり永久に、中有の闇へ沈んでしまつた。………」
参考書籍
『芥川龍之介全集』第2巻 筑摩全集類聚 筑摩書房 1971年
本日もご訪問いただきありがとうございました。

備忘録・雑記ラ
最初の一文:「編輯者 支那へ旅行するさうですね。」
最後の一文:「編輯者 さやうなら、御機嫌好う。」
77.『往生絵巻』(1921年3月)
最初の一文:「童 やあ、あそこへ妙な法師が来た。」
最後の一文:「南無阿弥陀仏。」
78.『母』(1921年8月)
最初の一文:「部屋の隅に据ゑた姿見には、西洋風に壁を塗つた、しかも日本風の畳がある、―上海特有の旅館の二階が、一部分はつきり映つてゐる。」
最後の一文:「何か人力に及ばないものが、厳然と前へでも塞がつたやうに。」
79.『好色』(1921年9月)
最初の一文:「泰平の時代にふさはしい、優美なきらめき烏帽子の下には、下ぶくれの顔がこちらを見てゐる。」
最後の一文:「その半死の瞳の中には、紫摩金(しまごん)の円光にとりまかれた儘、展然と彼にほほ笑みかけた侍従の姿を浮べながら。………」
80.『藪の中』(1921年12月)
最初の一文:「さやうでございます。」
最後の一文:「おれはそれぎり永久に、中有の闇へ沈んでしまつた。………」
参考書籍
『芥川龍之介全集』第2巻 筑摩全集類聚 筑摩書房 1971年
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