巡回健診診察マニュアル 121 お薬手帳でまれに見る薬(AD/HD治療薬)
医療
薬効分類名
AD/HD治療薬
作用・特徴
・ストラテラ:再取り込みのトランスポーターの中でも「ノルアドレナリントランスポーター」を選択的に阻害することにより、シナプス間のノルアドレナリン量を増やし、神経機能を活性化
・インチュニブ:中枢神経の後シナプスのアドレナリンα2A受容体を選択的に刺激することで、イオンチャネルが閉じ後シナプスでの情報伝達量が回復し、減弱しているシグナル伝達を増強させ脳の神経を活性化
・コンサータ:脳内の受容体やトランスポーターに結合することで神経間隙のドパミンやノルエピネフリン濃度 を上昇させ、神経機能を活性化
禁忌
・ストラテラ:重篤な心血管障害、褐色細胞腫又は既往歴、閉塞隅角緑内障
・インチュニブ:妊婦・妊娠可能性、房室ブロック(II・Ⅲ度)
・コンサータ:過度の不安、緊張、興奮性のある患者、閉塞隅角緑内障、甲状腺機能亢進、不整頻拍、狭心症、運動性チック、Tourette症候群又はその既往歴・家族歴、重症うつ病、褐色細胞腫
併用禁忌
ストラテラ、コンサータ:モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中又は投与中止後14日以内
授乳婦
授乳回避または中止
商品名(一般名)/製造会社
1. アトラテラ(アトモキセチン塩酸塩)/リリー
18歳未満:開始 1日0.5mg/kg その後1日0.8g/kgとし、1日1.2mg/kgまで増量 最高 1日1.8mg/kg 1日2回に分服 増量は1週間以上の間隔を開ける
18歳以上:開始1日40mg その後1日80mgまで増量 最高120mg 1日1〜2回に分服 80mgまでの増量は1週間以上、その後の増量は2週間以上の間隔を開ける
ジェネリック
アトモキセチン
添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179050M1023_1_20/
2.インチュニブ(グアンファシン塩酸塩)/塩野義
1日1回
18歳未満:体重50kg未満の場合は1日1mg、体重50kg以上の場合は1日2mgより投与を開始し、1週間以上の間隔をあけて1mgずつ体重ごとの維持量まで増量
18歳以上:1日2mgより投与を開始し、1週間以上の間隔をあけて1mgずつ、1日4~6mgの維持用量まで増量 最高6mg
添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179057G1021_1_07/
3.コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩)/ヤンセン
警告あり
18歳未満:18mgを初回用量、18~45mgを維持用量として、1日1回朝経口投与 増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量 症状により適宜増減 最高1日54mg
18歳以上:18mgを初回用量、1日1回朝経口投与 増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量 症状により適宜増減 最高1日72mg
粉砕×
添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179009G1022_1_18/
参考書籍
治療薬ハンドブック2020 じほう
本日もご訪問いただきありがとうございました。

備忘録・雑記ラン
AD/HD治療薬
作用・特徴
・ストラテラ:再取り込みのトランスポーターの中でも「ノルアドレナリントランスポーター」を選択的に阻害することにより、シナプス間のノルアドレナリン量を増やし、神経機能を活性化
・インチュニブ:中枢神経の後シナプスのアドレナリンα2A受容体を選択的に刺激することで、イオンチャネルが閉じ後シナプスでの情報伝達量が回復し、減弱しているシグナル伝達を増強させ脳の神経を活性化
・コンサータ:脳内の受容体やトランスポーターに結合することで神経間隙のドパミンやノルエピネフリン濃度 を上昇させ、神経機能を活性化
禁忌
・ストラテラ:重篤な心血管障害、褐色細胞腫又は既往歴、閉塞隅角緑内障
・インチュニブ:妊婦・妊娠可能性、房室ブロック(II・Ⅲ度)
・コンサータ:過度の不安、緊張、興奮性のある患者、閉塞隅角緑内障、甲状腺機能亢進、不整頻拍、狭心症、運動性チック、Tourette症候群又はその既往歴・家族歴、重症うつ病、褐色細胞腫
併用禁忌
ストラテラ、コンサータ:モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中又は投与中止後14日以内
授乳婦
授乳回避または中止
商品名(一般名)/製造会社
1. アトラテラ(アトモキセチン塩酸塩)/リリー
18歳未満:開始 1日0.5mg/kg その後1日0.8g/kgとし、1日1.2mg/kgまで増量 最高 1日1.8mg/kg 1日2回に分服 増量は1週間以上の間隔を開ける
18歳以上:開始1日40mg その後1日80mgまで増量 最高120mg 1日1〜2回に分服 80mgまでの増量は1週間以上、その後の増量は2週間以上の間隔を開ける
ジェネリック
アトモキセチン
添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179050M1023_1_20/
2.インチュニブ(グアンファシン塩酸塩)/塩野義
1日1回
18歳未満:体重50kg未満の場合は1日1mg、体重50kg以上の場合は1日2mgより投与を開始し、1週間以上の間隔をあけて1mgずつ体重ごとの維持量まで増量
18歳以上:1日2mgより投与を開始し、1週間以上の間隔をあけて1mgずつ、1日4~6mgの維持用量まで増量 最高6mg
添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179057G1021_1_07/
3.コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩)/ヤンセン
警告あり
18歳未満:18mgを初回用量、18~45mgを維持用量として、1日1回朝経口投与 増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量 症状により適宜増減 最高1日54mg
18歳以上:18mgを初回用量、1日1回朝経口投与 増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量 症状により適宜増減 最高1日72mg
粉砕×
添付文書
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1179009G1022_1_18/
参考書籍
治療薬ハンドブック2020 じほう
本日もご訪問いただきありがとうございました。

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