対訳『古事記伝』 89
本居宣長
441.此ノ中に、乃ノ字は、上巻に大斗乃辯(オホトノベ)ノ神、下巻に余能那賀乃比登(ヨノナガノヒト)、又加流乃袁登賣(カルノヲトメ)、又比志呂乃美夜(ヒシロノミヤ)、これらのみなり
訳:この中で、「乃」の字は、上巻に「大斗乃辨神(おおとのべのかみ)」、下巻に「余能那賀乃比登(よのながのひと)」、又「加流乃袁登賣(かるのおとめ)」、「比志呂乃美夜(ひしろのみや)」これらだけである。
442.[ハ]波 【濁音】婆
訳:[ハ]波 【濁音】婆
443.[ヒ]比肥斐卑 【濁音】備毘
訳:[ヒ]比、肥、斐、卑 【濁音】備、毘
444.此ノ中に、卑ノ字は、天之菩卑(アメノホヒ)ノ命【此御名、比ノ字をも書たり】のみなり、
訳:この中で、「卑」の字は、「天之菩卑命(あめのほひのみこと)」【この御名は「比」の字を書くこともある】のみである。
445.[フ]布賦 【濁音】夫服
訳:[フ]布、賦 【濁音】夫、服
参考書籍
『本居宣長全集』第九巻 筑摩書房 1966年
『岩波古語辞典』 岩波書店 1974年
『古事記注釈 第一巻』 西郷信綱 著 ちくま学芸文庫 2005年
『本居宣長『古事記伝』を読む』Ⅰ~Ⅳ 2010年
『新版古事記』 中村啓信 訳注 KADOKAWA 2014年 電子書籍版
『改訂増補 古文解釈のため国文法入門』 松尾聰 著 2019年
『日本書紀上・下』 井上光貞監訳 2020年 電子書籍版
参考サイト
雲の筏:http://kumoi1.web.fc2.com/CCP057.html
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備忘録・雑記ラ
訳:この中で、「乃」の字は、上巻に「大斗乃辨神(おおとのべのかみ)」、下巻に「余能那賀乃比登(よのながのひと)」、又「加流乃袁登賣(かるのおとめ)」、「比志呂乃美夜(ひしろのみや)」これらだけである。
442.[ハ]波 【濁音】婆
訳:[ハ]波 【濁音】婆
443.[ヒ]比肥斐卑 【濁音】備毘
訳:[ヒ]比、肥、斐、卑 【濁音】備、毘
444.此ノ中に、卑ノ字は、天之菩卑(アメノホヒ)ノ命【此御名、比ノ字をも書たり】のみなり、
訳:この中で、「卑」の字は、「天之菩卑命(あめのほひのみこと)」【この御名は「比」の字を書くこともある】のみである。
445.[フ]布賦 【濁音】夫服
訳:[フ]布、賦 【濁音】夫、服
参考書籍
『本居宣長全集』第九巻 筑摩書房 1966年
『岩波古語辞典』 岩波書店 1974年
『古事記注釈 第一巻』 西郷信綱 著 ちくま学芸文庫 2005年
『本居宣長『古事記伝』を読む』Ⅰ~Ⅳ 2010年
『新版古事記』 中村啓信 訳注 KADOKAWA 2014年 電子書籍版
『改訂増補 古文解釈のため国文法入門』 松尾聰 著 2019年
『日本書紀上・下』 井上光貞監訳 2020年 電子書籍版
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