仏像学習 144 仏像永劫回帰4. 阿弥陀如来
仏像
仏像学習 144 仏像永劫回帰4. 阿弥陀如来
阿弥陀如来
西方十万億土を越えた場所に極楽浄土を開き、この浄土にある宝池の蓮華の上に往生した凡夫を救うとされている。
阿弥陀如来の姿や極楽浄土の様子は『観無量寿経』に記されている。
阿弥陀仏信仰は、念仏することだけで極楽浄土に往生できるというもので、末法思想が台頭した平安時代に盛んになった。
末法思想
釈迦入滅後正法→像法を経て、仏教が衰え釈迦の教えが行われなくなる末法に入るという仏教の歴史観。
正法:教(教え)・行(修行)・証(悟り)が存在し理想的な時代
像法:教・行は残るが証は得られない時代
諸説あるが、平安時代末期に釈尊入滅を壬申の年 (前 949) とし,正法 1000年,像法 1000年ののち1052年に末法を迎えるとする説が行われた。
脇侍は観音・勢至菩薩。
九品印相
阿弥陀如来は、人が往生する時、生時の行業によってその人にふさわしい印相で極楽浄土から迎えにくると言われている。
上品(じょうぼん):第一指と第二指を曲げ合わせる
中品(ちゅうぼん):第一指と第三指を曲げ合わせる
下品(げぼん):第一指と第四指を曲げ合わせる
上生(じょうしょう):膝の上で組む
中生(ちゅうしょう):胸の前で組む
下生(げしょう):右手を上に左手を下に向ける
阿弥陀定印:上品上生
来迎印:上品下生
上生のものを禅定印、中生のものを説法印、下生のものを来迎印
※品と生を逆に説明しているものもある
参考文献
・『仏像 心とかたち[完全版]』望月信成 佐和隆研 梅原猛 著 NHKBOOKS 2018年
・『写真・図解 日本の仏像 この一冊ですべてがわかる!』 薬師寺君子 著 西東社 2016年
本日もご訪問いただきありがとうございました。

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阿弥陀如来
西方十万億土を越えた場所に極楽浄土を開き、この浄土にある宝池の蓮華の上に往生した凡夫を救うとされている。
阿弥陀如来の姿や極楽浄土の様子は『観無量寿経』に記されている。
阿弥陀仏信仰は、念仏することだけで極楽浄土に往生できるというもので、末法思想が台頭した平安時代に盛んになった。
末法思想
釈迦入滅後正法→像法を経て、仏教が衰え釈迦の教えが行われなくなる末法に入るという仏教の歴史観。
正法:教(教え)・行(修行)・証(悟り)が存在し理想的な時代
像法:教・行は残るが証は得られない時代
諸説あるが、平安時代末期に釈尊入滅を壬申の年 (前 949) とし,正法 1000年,像法 1000年ののち1052年に末法を迎えるとする説が行われた。
脇侍は観音・勢至菩薩。
九品印相
阿弥陀如来は、人が往生する時、生時の行業によってその人にふさわしい印相で極楽浄土から迎えにくると言われている。
上品(じょうぼん):第一指と第二指を曲げ合わせる
中品(ちゅうぼん):第一指と第三指を曲げ合わせる
下品(げぼん):第一指と第四指を曲げ合わせる
上生(じょうしょう):膝の上で組む
中生(ちゅうしょう):胸の前で組む
下生(げしょう):右手を上に左手を下に向ける
阿弥陀定印:上品上生
来迎印:上品下生
上生のものを禅定印、中生のものを説法印、下生のものを来迎印
※品と生を逆に説明しているものもある
参考文献
・『仏像 心とかたち[完全版]』望月信成 佐和隆研 梅原猛 著 NHKBOOKS 2018年
・『写真・図解 日本の仏像 この一冊ですべてがわかる!』 薬師寺君子 著 西東社 2016年
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