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「めでたい北斎」観覧

展覧会
11 /30 2017
北斎続きになってしまいますが、

すみだ北斎美術館で開催中の

「めでたい北斎〜まるっとまるごと福づくし〜」展

を観てきました。

平日の午後1時過ぎでしたが、思ったより観覧者は多目で、年齢層はやや高目でした。

展示作品の前に人がいないのは3分の1程度で、展示順を無視して空いているところを観ていくには支障はありませんでした。

内容は、招福・開運にちなんだ図象を含む北斎一門の作品を集めたものですが、一門とはいっても、3分の2程度は北斎の作品で占められています。

北斎の作品の数の多さと題材の多様性を改めて感じました。

一番目についたのはパンフレットの図柄にも使われている「布袋図」でしょうか。

トレードマークの袋を背負うのではなく(背負えない程大きく描いてある)、その上に乗り笛を吹く図案が印象的ですし、画面上部の小さく描かれた鹿と思しき動物も存在感がありました。

また、『略画早指南』の作品も数点展示され、門人の多かった北斎の師としての一面も伺えました。

すみだ北斎美術館ホームページ
http://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/



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「北斎とジャポニスム」展所感

展覧会
11 /29 2017
上野の国立西洋美術館で開催されている

「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」展

を観てきました。

平日の14:00頃の時間帯にしてはそこそこ多めの人出でした。

一つの展示物に2重、3重の人垣ができるほどではありませんが、出口から入口まで人の列ができ、しばらく立ち止まっては半歩ずつ進むような状況でした。

ひとつひとつをじっくり観たい人にはちょうどよかったかもしれませんが、流れにのっていくと2時間はかかりそうでしたので、全6章中2章めの途中で列から離脱しました。

日本の浮世絵が西洋の美術に影響を与えたことはつとに有名ですが、その紹介のされ方、影響の及び方を北斎を切り口に紹介されたものです。

個人的には「1章 北斎の浸透」が最も興味深いものでした。

それまで日本の美術は、主に西洋への輸出品の包み紙やパリ万博などを通じて広まったと考えていましたが、それだけではなく、開国後日本を訪れた多くの西洋人の日本を紹介する多数の紀行書に、その挿絵として使われていたことがわかりました。

その挿絵と北斎の作品を並べて展示されており、明らかに北斎の作品がもとになっていることがわかります。

今ほどコピーや印刷技術が進んでいない当時、単なる挿絵によくこれだけ模写することができたなと感心しました。

ただそれ以外の、特にみどころとして紹介されているモネ、ドガ、セザンヌと北斎の作品との比較は、若干無理がある気もしました。

モネやゴッホが北斎の作品を多数見たり所有したり、自分の作品中に北斎の作品の模写を取り入れたりしていることから、北斎の影響を受けていることは明白ですが、個々の作品への影響の具合を指摘するのは難しいと思います(画家本人が、この作品のここは北斎を参考にしたと述べない限り)。

「神奈川沖浪裏」をはじめとした北斎の作品が西洋に浸透し始めた時期と、クールベが波の連作を描き始めた時期が共通しているという点では、影響を指摘することは可能かもしれません。

実証することは難しいけれども、全体的な試みとしては面白いと思います。

展覧会公式ホームページ
http://hokusai-japonisme.jp/index.html
 

龍王峡所感

徒然
11 /28 2017
栃木県北部鬼怒川上流にある龍王峡へ行ってきました。

前から知っていたわけではなく、宿泊先の無料サービスで送迎してくれるということだったので、訪れてみました。

大小いくつもの滝や、奇岩、清流に心癒され、個人的には行ってよかったと思います。

いくつもの散策コースがありましたが、片道約1.5kmを往復する「むささび橋巡回コース」を選びました。

約1.5時間の所要時間です。

全長は6kmほどあるようですが、さすがにそれはプチ観光にはハードすぎます。

途中一部に急な階段や坂道、石の上を歩く場所があるため、女性の場合ヒールは厳しいです。

紅葉の名所にもあげられてはいますが、それほどではありませんでした。

11月下旬という」時期のせいもあるかもしれません。

しかし、虹見橋、むささび橋の2つの橋からの滝や渓流の景観だけで十分楽しめました。

9時から10時半の時間帯だったため、7~8グループ程度にしか遭遇せず、自然に囲まれた静かな時を過ごすことができました。

http://www.ryuokyo.org/index.html





日光東照宮の人への配慮具合は?

消費者の視点
11 /27 2017
付き合いで日光東照宮へ行きました。

拝観料2人分を支払い、おつりとチケットを受け取りました。

もらったそのままの状態がこちらです。

IMG_0316.jpg

どんな小さなお店で買い物をしても、受け取った側の気持ちを慮り、おつりのお札は向きを揃えて渡してくれますが、ここではチケットもお札も向きはお構いなしでの返却です。

いやしくも神様をお祀りし、世のため人のためをモットーとする場所での所業とは思えないできごとでした。

これで非課税とは。




スパコン「京」は神戸にあった

セレンディピティ
11 /26 2017
神戸の国際会議場に行くためポートライナーに初めて乗りました。

その路線図を見ていると「京コンピューター前」という駅名に目が留まりました。

民主党政権時代、蓮舫さんの「2番じゃだめですか」発言で有名になったスパコンですが、神戸にあり、駅名にも採用されているとは初めて知りました。

コンビニのイートインコーナー

徒然
11 /25 2017
普段からコンビニにはよく入ります(何も購入しないことのほうが多いですが)。

この2〜3年の変化として、改装や新規オープンの店にはイートインスペースが設置されるようになったことが挙げられます。

ミニストップには経営方針からイートインスペースが以前からありましたが、大手3社、特にファミリーマート次いでセブンイレブンでこの変化が顕著に見られます。

ドライバー、営業マン、その他仕事で移動中の人にとって、昼食や休憩などで十分な時間がとれずちょっと立ち寄る場合に便利だと思います。

また、それ以前からドリップコーヒーやドーナツをはじめとした自社ブランドのスイーツの展開に力を入れてきた流れから、喫茶店的な機能の追加も自然に思えます。

コンビニ側とすれば、毎年営業益を増やしていくためには、高齢者などの新たな顧客層の開拓が必須で、その経営戦略の一つのようです。

しかし、現在の形態ではスペースも狭く、くつろげる雰囲気には程遠いので、今後どの程度整備するのかが課題と思います。

http://www.sankei.com/economy/news/161225/ecn1612250007-n1.html

https://shop.misenaka.jp/journal/business/947/


『夕陽妄語』を読むために 「「いじめ」流行」

加藤周一
11 /24 2017
「いじめ」流行 1986.5.22

・野間宏(1915-1991):昭和時代後期の詩人、小説家。フランス象徴主義、ついでマルクス主義の影響を受ける。第1次戦後派と呼ばれる。

・『真空地帯』:野間宏の長編小説。1952年刊。人間を非人間的な兵士に変えていく真空地帯、すなわち軍隊内務班を舞台に旧軍隊と戦争の本質に挑んだ反戦小説。

・大西巨人(1916-2014):昭和後期ー平成時代の小説家、評論家。

・『神聖喜劇』:のぞゑのぶひさ作画、大西巨人原作、岩田和博脚色による漫画作品。太平洋戦争中の陸軍を舞台に、法的知識を駆使し、軍隊内の不条理と戦う二等兵を描く描き下ろし作品。

参考書籍
日本大百科全書 小学館
日本人名大辞典 講談社
デジタル大辞泉プラス 小学館

*本文から
「日本国における最大のいじめ集団は、徴兵制によって維持された軍隊である。」

「弱いものいじめの主体は、また、集団でもあり得る。・・・集団内部での多数派は、彼らと対立する個人ないし少数派を、「みんなでいじめる」。その場合には、いじめの行動そのものによって、彼ら(多数派)の仲間意識が強化される。」

「「みんなでいじめる」のは、いじめさえもひとりではできない臆病な人間の、卑劣で残酷な行為である。」


ムササビ、モモンガの違い

違いは何?
11 /23 2017
ムササビ、モモンガの違い

ムササビ(鼯鼠):動物界 脊索動物門 哺乳綱 ネズミ目(齧歯目) リス科 ムササビ属
          white-cheeked giant flying squirrel

モモンガ(摸摸具和):動物界 脊索動物門 哺乳綱 ネズミ目 リス科 モモンガ属


・大きさ:ムササビ(30~50cm 1~1.5kg)>モモンガ(15~20cm 100~200g)

・体に対する目の大きさ:モモンガ>ムササビ

・飛膜:ムササビ 前肢と後肢の間 前肢とほおの間 後肢と尾の間
     モモンガ 前肢と後肢の間のみ

・モモンガは尾が扁平

・ムササビにはほおから目の上にかけて大きな白斑がある

・滑空距離:ムササビ 30~100m>モモンガ 10~30m


参考書籍
世界大百科事典 平凡社



      

auスマートパスプレミアムの抽選当選回数増加

消費者の視点
11 /22 2017
10月14日のブログでauスマートパスプレミアムの入会促進キャンペーンのサービス内容が減ったことを報告しました。

その中で、コンビニでお菓子やチキンなどがもらえる抽選での当選回数も減少したことに触れました。

しかし、11月に入ってまた「ファミチキ」や「ななチキ」、「カスタードシュー」などが当たる抽選の当選回数が増えています。

個人的な推測ですが、今年前半「スマートパスプレミアムスタートキャンペーン」として月額料金がスマートパス同等の金額になったり、「学割天国」として無料になったりのサービス期限が12月末までのため、引き続き「プレミアム」にとどまってもらうためのサービスアップではないかと考えています。

同じ10月14日のブログでプレミアム限定のサービスであるauエブリデイで、水曜日の「餃子の王将で餃子2個もらえる」サービスがなくなったと述べましたが、現在逆にサービスアップで1人前(6個)もらえるようになっているのもその流れではないでしょうか。

それが正しいかどうかは、来年1月以降のサービス内容の変化の有無で判断できると思います。

Toward 「Qさま!!」 セルフトレーニング 39  日本史時代年数

Toward 「Qさま‼︎」
11 /21 2017
飛鳥時代 592-710      118年間
奈良時代 710-794      84年間 
平安時代 794-1185     391年間
鎌倉時代 1185-1333    148年間
建武の新政 1333-1336   3年間 
室町時代 1336-1573    237年間
安土桃山時代 1573-1603  30年間
江戸時代 1603-1868    265年間
明治時代 1868-1912    44年間
大正時代 1912-1926    14年間
昭和時代 1926-1989    63年間

平安>江戸>室町>鎌倉>飛鳥>奈良>昭和>明治>安土桃山>大正>建武

*始まりが明確でない古墳時代以前は省略しています。
*飛鳥時代593-694  奈良時代710-784 など狭義の定義の存在など諸説ありますが、一般的な年数を採用しています。

参考書籍
世界大百科事典 平凡社 
   

Radiology2003

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