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文学作品最初と最後の一文(章ごと) 『薤露行』

最初と最後の一文
04 /15 2024
1 夢
最初の一文:「百、二百、簇がる騎士は数をつくして北の方なる試合へと急げば、石に古りたるカメロットの館には、ただ王妃ギニヴィアの長く牽く衣の裾の響のみ残る。」
最後の一文:「白き兜と挿毛のさと靡くあとに、残るは漠々たる塵のみ。」


2 鏡
最初の一文:「ありのままなる浮世を見ず、鏡に写る浮世のみを見るシャロットの女は高き台(うてな)の中に只一人住む。」
最後の一文:「「わが末期の呪いを負うて北の方へ走れ」と女は両手を高く天に挙げて、朽ちたる木の野分を受けたる如く、五色の糸と氷を欺く砕片の乱るる中にどうと仆(たお)れる。」


3 袖
最初の一文:「可憐なるエレーンは人知らぬ菫の如くアストラットの古城を照らして、ひそかに墜ちし春の夜の星の、紫深き露に染まりて月日を経たり。」
最後の一文:「この時櫓の上を烏鳴き過ぎて、夜はほのぼのと明け渡る。」


4 罪
最初の一文:「アーサーを嫌うにあらず、ランスロットを愛するなりとはギニヴィアの己にのみ語る胸のうちである。」
最後の一文:「只事(ただごと)ではない。」


5 舟
最初の一文:「冑に巻ける絹の色に、槍突き合わす敵の目も覚むべし。」
最後の一文:「十三人の騎士は目と目を見合せた。」



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青空文庫
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文学作品最初と最後の一文(章ごと) 『坊ちゃん』②

最初と最後の一文
03 /30 2024
6
最初の一文:「野だは大嫌だ。」
最後の一文:「只気の毒だつたのはうらなり君で、おれが、かう云つたら蒼い顔を益蒼くした。」


7
最初の一文:「おれは即夜下宿を引き払つた。」
最後の一文:「所が狭くて困つてるのは、おれ許りではなかつた。」


8
最初の一文:「赤シヤツに勧められて釣に行つた帰りから、山嵐を疑ぐり出した。」
最後の一文:「頭の上には天の川が一筋かゝつて居る。」


9
最初の一文:「うらなり君の送別会のあると云ふ日の朝、学校へ出たら、山嵐が突然、君先達はいか銀が来て、君が乱暴して困るから、どうか出る様に話して呉れと頼んだから、真面目に受けて、君に出てやれと話したのだが、あとから聞いて見ると、あいつは悪るい奴で、よく偽筆へ贋落款抔を押して売りつけるさうだから、全く君の事も出鱈目に違ない。」
最後の一文:「途中でうらなり君に別れて、うちへ帰つたら十一時過ぎだつた。」


10
最初の一文:「祝勝会で学校は御休みだ。」
最後の一文:「おれらは姓名をつげて、一部始終を話したら、とも角も警察迄来いと云ふから、警察へ行つて、署長の前で事の顛末を述べて下宿へ帰つた。」


11
最初の一文:「あくる日眼が覚めて見ると、身体からだ中痛くて堪らない。」
最後の一文:「だから清の墓は小日向の養源寺にある。」



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文学作品最初と最後の一文(章ごと) 『坊ちゃん』①

最初と最後の一文
03 /14 2024
1
最初の一文:「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりして居る。」
最後の一文:「何だか大変小さく見えた。」


2
最初の一文:「ぶうと云つて汽船がとまると、艀が岸を離れて、漕ぎ寄せて来た。」
最後の一文:「あとで聞いたら此男が一番生徒に人望があるのださうだ。」


3
最初の一文:「愈学校へ出た。」
最後の一文:「それでうちへ帰ると相変らず骨董責である。」


4
最初の一文:「学校には宿直があつて、職員が代る代る之をつとめる。」
最後の一文:「実を云ふと賞めたんぢやあるまい、ひやかしたんだらう。」


5
最初の一文:「君釣りに行きませんかと赤シヤツがおれに聞いた。」
最後の一文:「おれは船端から、やつと掛声をして磯へ飛び下りた。」



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文学作品最初と最後の一文(章ごと) 『吾輩は猫である』②

最初と最後の一文
02 /27 2024
7
最初の一文:「吾輩は近頃運動を始めた。」
最後の一文:「吾輩はその夜豚肉三片(みきれ)と塩焼の頭を頂戴した。」


8
最初の一文:「垣巡りと云う運動を説明した時に、主人の庭を結い繞(めぐ)らしてある竹垣の事をちょっと述べたつもりであるが、この竹垣の外がすぐ隣家、即ち南隣の次郎ちゃんとこと思っては誤解である。」
最後の一文:「ただこのままでは通されないに極(き)まっている。」


9
最初の一文:「主人は痘痕面(あばたづら)である。」
最後の一文:「しかし何返考え直しても、何条の径路をとって進もうとも、ついに「何が何だか分らなくなる」だけはたしかである。」


10
最初の一文:「「あなた、もう七時ですよ」と襖越しに細君が声を掛けた。」
最後の一文:「あとでは細君と雪江さんが遠慮のない声でげらげらけらけらからからと笑っていた。」


11
最初の一文:「床の間の前に碁盤を中に据えて迷亭君と独仙君が対坐している。」
最後の一文:「ありがたいありがたい。」



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文学作品最初と最後の一文(章ごと) 『吾輩は猫である』

最初と最後の一文
02 /11 2024
1
最初の一文:「吾輩は猫である。」
最後の一文:「名前はまだつけてくれないが、欲をいっても際限がないから生涯この教師の家で無名の猫で終るつもりだ。」


2
最初の一文:「吾輩は新年来多少有名になったので、猫ながらちょっと鼻が高く感ぜらるるのはありがたい。」
最後の一文:「今に左甚五郎が出て来て、吾輩の肖像を楼門の柱に刻み、日本のスタンランが好んで吾輩の似顔をカンヴァスの上に描くようになったら、彼等鈍瞎漢は始めて自己の不明を恥ずるであろう。」


3
最初の一文:「三毛子は死ぬ。」
最後の一文:「人通りは一人もない、ちょっと狐に抓まれた体である。」


4
最初の一文:「例によって金田邸へ忍び込む。」
最後の一文:「「僕はちと用事があるからこれで失敬する」と鈴木君が立ち懸けると、迷亭も「僕もいこう、僕はこれから日本橋の演芸矯風会に行かなくっちゃならんから、そこまでいっしょに行こう」「そりゃちょうどいい久し振りでいっしょに散歩しよう」と両君は手を携えて帰る。」


5
最初の一文:「二十四時間の出来事を洩れなく書いて、洩れなく読むには少なくも二十四時間かかるだろう、いくら写生文を鼓吹する吾輩でもこれは到底猫の企て及ぶべからざる芸当と自白せざるを得ない。」
最後の一文:「月が西に傾いたので、白い光りの一帯は半切ほどに細くなった。」


6
最初の一文:「こう暑くては猫といえどもやり切れない。」
最後の一文:「晩はことによると一雨かかるかも知れない。」



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